手押しポンプの設置
《実際の手押しポンプの設置状況を紹介します。》
完成イメージ
弊社石上水道敷地内の現在は使用していない丸井戸に取り付け。完成時はこのような感じです。(丸井戸でなくても取付けできます。)
座台の作製
まずは手押しポンプを設置する座台を作製。今回はモルタルを使って作成しました。中心に配管を通す穴を作ります。
井戸の深さ測定
井戸の深さを測ります。古い丸井戸なのでかなり浅く3.9mでした。通常の井戸ですと15m~50mほど掘ってあるものが多いようです。水位測定
《ここが重要!井戸の水位を測定します。》
どのくらいの高さまで水が来ているかを測定します。なぜここが重要かを説明いたします。手押しポンプは真空を利用して水を汲み上げる構造になっており、その力には限界があります。
真空は理論的には10m下の水をくみ上げる力がありますが、実際に手押しポンプとして安定して水を出すには7m前後の水位が限界です。
水位が足りない場合は別途アタッチメントを取り付けることで20m下程度の水位までは水を汲み上げることができるようになります。
今回の井戸は水位2mとかなり浅かったため問題ありませんでした。
手押しポンプ材料
手押しポンプ材料です。座台設置1
座台にアンカー用の穴をあけ…座台設置2
座台を取り付けます。手押しポンプ取付
いよいよ手押しポンプの取付けです。完成
これで完成です。金額に関しましては、その現場ごとにより座台の作成の有無(モルタルだと作業1日+数日の養生期間が必要)、
排水先(浸透ます等)を設置するかしないかにより前後します。
最後に、実際に水を出している動画です。https://youtu.be/yep6Pb9gUcw